リフォーム業者との打ち合わせは、どのようなことを聞かれるのか、
家の事情や予算をどのくらい打ち明けるべきか、不安になってしまいますよね。
そこで今回は、リフォーム業者との初めての打ち合わせの際に、
準備しておくと良いものや、知っておくと打ち合わせが楽になる心構えなどについてまとめました。
■リフォーム業者から聞かれる質問とは?
リフォームの規模や内容に関わらず、打ち合わせでは必ず以下の3点を聞かれます。
・リフォームにかけられる予算
・工事が可能な期間
最低でもこれらの質問をスムーズに答えられるようになっておくと、
リフォーム業者からの提案もこちらの要望に近いものを引き出すことができます。
特に、予算は工事内容や選ぶ機器のグレードに大きく影響しますので、
生活に支障が出ない範囲で、準備できる予算をしっかり把握しておきましょう。
■打ち合わせで準備しておくと良いもの
基本的に、打ち合わせの段階では詳細な資料などは必要ありませんが、
以下のようなものがあれば準備しておくと良いでしょう。
2.リフォーム箇所の状態がわかる写真
3.壊れた部材やそのパーツ、破片など
1の間取り図がすぐに用意できないという場合は、
リフォーム箇所のおおまかな寸法を測っておくだけでも十分です。
また、2の現場写真や3のパーツなどがあると、
言葉で説明せずに被害状況を具体的に伝えることができます。
特に写真は、壊れた箇所を拡大したものや、不具合が起きた当時に撮ったものなど、
できるだけわかりやすいものがベターです。

写真が用意できなくても、リフォーム業者が目で見て確認できれば問題ありません。
しかし、どうしても現地調査が打ち合わせの後日になるときがあります。
そんな時は、現場の状況を写真などで見せておくと、
リフォーム業者も問題の調査やカタログの取り寄せなどを先に済ませておくことができます。
結果として、見積もりにかかる日数を短縮することができ、
リフォームに悩む期間も短くなります。
■リフォームでどうなりたいかを伝える
「リフォームによって、どのような生活ができるようになりたいか」
を伝えるようにしましょう。
例えば、
「トイレを交換したい」
とだけ伝えれば、リフォーム業者は数あるトイレの商品から予算内で妥当なものや、
今の設備と変わらないグレードの商品などを選ぶでしょう。
しかしこのとき、
「トイレを交換して、掃除の手間を減らしたい」
と、リフォーム後にどうなりたいかを具体的に伝えると、
リフォーム業者も「お手入れのしやすさに特化した商品」という条件の中から、
最も相応しい商品を選ぶことができます。
■素直な態度で接すること
リフォーム業者は、依頼主の生活に即してリフォームのプランを提案します。
もし、「少ない予算で恥ずかしい」と思って高い予算を提案して見積もりを作られても、
実際にそんな費用がなければリフォームを行なうことはできません。
リフォーム業者は、常日頃から様々な事情を抱える客と接しています。
そのため、収入や勤め先などの個人情報で客を判断したり、足元を見たりすることはありません。
仮に、依頼主によって態度を変えるような業者であれば、
下請け業者やメーカーにもそのような態度を取っている恐れがあります。
そんな業者には、安心して家の工事などは任せられませんよね。
リフォーム業者の誠実さを見抜くという意味でも、
業者からの質問には正直に答えるようにしましょう。
■まとめ
リフォーム業者選びでは、複数の業者を比較するために、2~3社から見積もりを取る方も多く、
リフォーム業者もそのことは理解しています。
ですので、打ち合わせした業者に絶対に依頼しなければならないと思う必要はありません。
打ち合わせでは、「この業者は私たちの生活にどんな提案をしてくれるだろう?」
という視点で挑むと良いでしょう。