石膏ボードは安価で、断熱性や遮音性に大変優れているので、
一般的な住宅では多く使用されています。
万能な石膏ボードですが、1つだけ頭を悩ませるのはビスが効かないことではないでしょうか?
そこで、石膏ボード用の棚やアンカーの取り付け方、下地材への取り付け方を解説します。
下地にビス留め
石膏ボードに棚を取り付ける場合、複数の方法がありますが、
最も強度があり安心できるのは、下地に留める方法です。
ご自宅の構造次第ではありますが、木造住宅であれば必ず下地が入っています。
探し方は簡単です。
- 1.叩いて音の違いで下地材を探す
- 2.まち針で刺して探す方法
- 3.センサー等の道具で探す方法
まずは家の基本的な構造をご説明します。
壁の下地は、柱と間柱・胴縁で出来ています。
胴縁とはどのような役割をしているかと言えば、壁面の不陸を調整をするためです。
(波打っているのを、真っ直ぐに通す為)
最近は、プレカットや集成材の精度が高まったこともあり、
胴縁を入れない施工が増えてきています。
ご自宅がどれぐらいの時期に建てられたものかによっても変わってきますので、
その点を頭に入れて下地材を探すようにしましょう。
![](https://kenti9.com/wp-content/themes/refinesnow2/img/shortcodes/ill-check-m1-l.png)
間柱なら左右に下地があります。
壁を叩いてみる・・・
ドライバーの柄などで、壁を叩いてみましょう。
音の変化が分かるはずです。
とはいえ、素人では分からないという声もよく聞きますので、
方法2のまち針を刺すを併用すると良いでしょう。
まち針を刺してみる
方法1で壁の音を確認したら、まち針を刺してみましょう。
石膏ボードの厚みが、9.5mmか12.5mmですから、刺して測れば簡単に下地が見つかります。
もしも、下地に当たらなかった場合は、ズボズボと刺さりますので、
再度、壁を叩いて当たりを付けるようにしましょう。
![石膏ボード針穴](http://kenti9.com/wp-content/uploads/2014/12/2014-12-07_220148.png)
石膏ーボードを2重張りしている場合や、21mmが使用されている場合は、
刺さる深さが異なりますのでご注意下さい。
不安な方は、専用の道具も売ってあります。
もっと簡単に探す方法がないのか?
最も簡単に探す方法は、センサー等の道具を使う方法です。
上述の方法を試して、それでも不安だという人はセンサーを使いましょう。
1,800円前後ですので、絶対に失敗したくないという人は購入しても良いと思います。
センサーは壁に向けるとランプとブザー音で柱の位置を知らせてくれます。
簡単に見つけることができます。
※あまりにも安いものは、使い物にならないという話を聞きますのでご注意下さい。
![](https://kenti9.com/wp-content/themes/refinesnow2/img/shortcodes/ill-check-m1-l.png)
【ドライバー1本】石膏ボード用アンカーを使う
![]() 石膏ボード用アンカー。使用ネジは3mm、4mm、5mm、6mm、ベニヤ3mmからコンパネ12mmまで[ボード … |
軽量であれば、アンカーを使う方法もあります。
7kg~8kg前後であれば、アンカーでも問題ありません。
アンカーは必ず分散さましょう。
耐荷重が4kgのアンカーを2本分散することで、7~8kg前後は問題ありません。
※ご注意→アンカーの数で耐荷重が比例して増える訳ではないようです。
おすすめはこちらのボードアンカーG4です。
G4はバラ売りで1本38円ですから、数本必要な時など非常に助かります。
ホームセンターもバラ売りしてくれれば助かるのですが・・・
石膏ボード用の棚を利用する
最初から石膏ボード用の棚を利用する方法もあります。
既成品の良いところは仕上がりが綺麗なことですが、
悪い点は、品物によって程度がぜんぜん違うことです。
品物によっては、説明書通りに取り付けても強度が足りず、すぐに落ちてきたり等など・・・・
十分注意して購入しましょう。
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