家を購入・新築する際には、物件価格以外にも諸費用が必要です。金額の目安、内訳、相場を解説します。
購入時に必要となる諸費用
新築・建売購入・中古物件の購入する際には必ず諸経費が発生します。費用の全体像を把握する為に、具体的にチェックしておきましょう。
●こちらもご参考下さい。
⇒住宅ローンの審査と基準【借入額の計算方法】いくらまで大丈夫?
印紙税
売主と交わす売買契約書や建築の請負契約書に貼り付ける税金です。
印紙税は、軽減措置が取られています。不動産の売買契約書、建設工事請負契約書ともに、1千万円超え~5千万円以下で、税率2万円ですが、軽減税率が適応され、1万円になります。
登記費用
所有権の保存や移転登記を司法書士に依頼しますので、登録免許税と司法書士への報酬がかかります。
25万円~50万円ぐらいが相場です。内訳は、司法書士報酬が、10万円~25万円前後です。※あくまでも目安です。
※私は面倒なことが嫌いなタイプなので自分ではやりません^^;
必要書類もありますので、工務店や不動産屋に自分で登記する旨を伝えておきましょう。
火災保険
住宅ローンを組む際には必須となる火災保険です。物件により異なりますが、一般的な木造2階建てで30年一括払いしたとすると、100万円前後かかると思います。※保証内容や保証期間により異なります。
融資手数料
融資手数料とは、銀行に支払う事務手数料のようなものです。3万円~5万円前後が多いようですが、融資額の2~5%かかる場合もあります。
ローン保証料
一括払いや金利上乗せ、無料と銀行によって異なります。
実行時に必要な場合もありますが、その場合は、保証料を上乗せしてローンを組む場合が多いようです。
団体信用生命保険
団体信用生命保険は、銀行から融資を受ける大抵の場合は無料ですが、銀行によっては金利上乗せやローン残高に数%など銀行や商品によって異なります。
フラット35の場合は団体信用生命保険は任意加入で有料です。
家具家電の購入費
家具や家電を新しくする人が多いようです。選ぶものによりますが、50万円~100万円は準備しておいたほうが良いでしょう。
買い換える物をリストアップして、家具家電にかける金額を把握しておきましょう。
引越費用
引越とゴミ処分費まで計算しておきましょう。概算で20万円~35万円前後です。
できることは自分ですると費用を抑えることができます。
雑費
ご近所へのご挨拶品やお祝い返し等など、5万円前後の雑費を頭にいれておくと安心です。
物件により大きくことなりますが、物件価格の6%~10%が目安と言われます。
4,000万円の一戸建ての場合=240万円~400万円前後
中古住宅や仲介の場合に必要となる諸経費
中古住宅や仲介の場合は、上記金額に+して、不動産仲介手数料(仲介の場合のみ)や固定資産税の日割り分が必要になります。
購入後に支払う項目
マイホーム購入後に発生する費用は、ローン返済、固定資産税、不動産取得税等があります。
不動産取得税
不動産取得税とは、不動産を取得したら必ず払わないといけいない税金です。※相続を除く・・・
数ヶ月から1年以内に都道府県から納税通知書が送られてきますので、忘れずに納付しましょう。
固定資産税評価額に税率の4%(平成27年3月31日までは3%)をかけます。土地は、平成27年3月31日まで、固定資産税評価額を2分の1で評価できる軽減措置があります。
固定資産税評価額は市町村役場に問い合わせることで正確な額が確認できます。目安としては、建物が購入金額の60%前後、土地が70%が目安です。
床面積が50㎡以上240㎡以下で未使用の住宅購入なら、固定資産税評価額から1,200万円控除(長期優良住宅は1,300万円)されます。
土地は、(1㎡あたりの土地評価額×1/2)×(床面積×2倍)×3%か45,000のどちらか高い方を税額から控除されます。
不動産取得税は分かりにくいと思う人も多いようですが、無税となる人も多いですし、払ったとしても少額の人が殆どです。
固定資産税
固定資産税は評価額に1.4%です。大体、10万円~15万円/年ぐらいが多いようです。
新築住宅に関しては、最初の3年間は税額が1/2軽減されます。(長期優良住宅は5年間)
固定資産税は年数が経過する毎に、減価していきます。
リーフォームまで考えておく!
家を購入して15年~20年するとリフォーム等の修繕費が必要になります。水回りで150万円~300万円、外壁関係でも100万円~200万円かかると思っていたほうが良いでしょう。
購入時からしっかりと計画的に備えておけば安心です。
●こちらもご参考下さい。
⇒住宅ローンの審査と基準【借入額の計算方法】いくらまで大丈夫?