DIYリフォームを始める前に抑えておきたい、基礎知識やメリット・デメリット・心構え等などについて解説します。
DIYリフォームのメリット
DIYメリットの最大のメリットは費用が材料代だけで済むことです。
最近のホームセンターは安くて良いものが揃っているので、大工さんも物によってはホームセンターで購入します。材木も寸法を伝えれば、数ミリ誤差ぐらいできれいにカットしてもらえるので大変便利です。
デメリット
DIYリフォームのデメリットは、思ったように仕上がらなかった。・取り返しがつかない程の失敗をしてしまった。等などがあります。
「こんなはずではなかった」と後悔しない為にも、失敗した時の状況を考えてリフォームしましょう。
例えば、フローリングの張替えで、フローリングを剥がして、新しく貼り直すだけで済ませようと思っていたのに、いざ剥がしてみると、床の傾きが大きかった、傾きを直す為には、大引から変えないといけないとなった場合、そこまでの規模のリフォームができますか?
クローゼットを新しくしようとしたら、柱が傾いていて、規格サイズでは収まらなかった場合、柱の傾きを直すことができますか?
失敗したときのリスクを出来る限り把握してから、DIYリフォームしましょう。
DIYリフォームの基礎知識
DIY初心者の方は、いきなり部屋の改造など大規模なリフォームを行うよりも、家具や小物などの作成から入ると良いでしょう。
まずは、道具の使い方や作業に慣れる必要があります。⇒DIYに絶対に必要な道具一覧はこちらから
家具や小物を作成することで、ノコギリや電動ドリルの使い方、塗装方法などを経験することで分かってくることが沢山あります。
DIYは簡単で楽しいという言う人もいれば、難しくてつまらなかったという人もいるでしょう。部分的にも、楽しい作業、つまらない作業、簡単な作業、難しい作業等など、イメージがつかめるようになっていきます。
家具・小物作りを体験してそれでも部屋をいじりたいと思ったら、本格的なセルフリフォームの始まりです。
図面は必須
どんなに簡単なDIYでも、必ず図面を描きましょう。難しいと思う人もいると思いますが、大学ノートに普通の定規で簡単に描くことができます。
縮尺がついている定規を持っていない人は、普通の定規で1/100縮尺で描けば問題ありません。図面を描かないと、必要な材料、道具、ビス、ボンドの数が把握できません。
材木にも既成品があります。数種類ありますが、よく使う厚み材種は限られますので、ホームセンターでチェックしメモを取りましょう。
長さはカットできますが、厚みの変更は難しいことが多いです。※数枚程度なら、木材加工所で数百円で加工してくれるケースもあります。
丁寧に作業する
時間を短縮することよりも、丁寧に作業しましょう。最終的にきれいに仕上がらなければ、全ての過程が無駄になってしまいます。
はじめから上手に誰もできませんが、可能な限り丁寧に作ることで、今後、DIYにハマるか、二度としなくなるかの分岐点になります。
トラブルは常
DIYリフォームには、トラブルがつきものです。どれだけ入念に準備(図面・イメージ・材料確認等など)をしても、頻繁に予想外の事態が発生します。
取り返しがつかない、もうやりたくないと思うかもしれませんが、多くの場合、解決方法が見つかります。家や家具・小物の構造をじっくりと見てみると、意外と多くの場所に見切りが使われているケースがあります。
見切り以外にも、巾木、廻り縁、開口枠、畳寄せ等など、これら部材はいずれも仕上がりをきれいに見せる為のものです。寸法間違いぐらいの失敗であれば、必ず解決策がみつかります。まずは冷静に対応策を考えてみましょう。
●こちらもご参考下さい。
⇒DIYに絶対に必要な道具11選+5【初心者必須】