本来ベニヤとは、単板のことをいいますが、
日本では、合板のことをベニヤと呼びます。
合板の中でも、ベニヤと言えば一般的には、【ラワン合板】のことを言います。
DIYで多く使われているのも、ラワン合板の2.5mmのT2が多いですよね。
ベニヤの種類は??
ラワンとは、熱帯アジアに生えている、フタバガキ科の木の総称です。
その木を薄く切って、単板を作ります。
それを、互い違いに重ねて、熱で圧縮したものをベニヤと呼びます。
T1(タイプワン)T2、T3とは??
合板は、単板を熱で圧縮し接着剤で貼りあわせていますので、
耐水性に注意する必要があります。
JASの規格で、T1、T2、T3と3種類あり、耐水性を性能別に表しています。
T1が最も耐水性に優れていて、T2、T3の順番です。
現在、T3は殆ど生産されていません。
ですが、ホームセンター等では、T3が販売されているケースがありますので、
JISやT1.T2の表示の有無等を確認して下さい。
極端に値段が安い場合は、T3の可能性があります。
特類であれば、外部の外壁や屋根の下地で使えます(常時湿潤状態の場所)。
T1であれば、防水紙等で防水処理した外壁や屋根の下地に使えます。
種類は??
- ラワンベニヤ(合板)
- シナベニヤ(合板)
- 曲げベニヤ
- 等など・・・
ラワンベニヤとは、上記で説明した普通のベニヤです。
シナベニヤ
シナベニヤとは、主に押入れ等の化粧(仕上げ材)として用いられる、国産材のベニヤです。
押入れやクローゼットをDIY予定の方は、こちらのページをご参照下さい。
⇒シナベニヤとシナプリント!押入れクローゼットDIY必見!
シナ柄で、とても綺麗で様々な用途があります。
家具や壁、ホビー商品等など・・・
曲げベニヤ
曲げベニヤとは、普通の合板の見た目ですが、湾曲に折り曲げることがでます。
一般的に多いのは、3尺曲げと6尺曲げです。
6尺(1820mm)方向に曲がるから6尺曲げ、3尺(910mm)方向に曲がるから3尺曲げといいます。
ベニヤの厚みやサイズは??
ホームセンターでは、2.5mmの3×6 T2をよく見かけます。
サイズは3×6(910×1820mm)や1m×2m等があり、厚みは2.5、4、5.5、9、12、15、18、21、24mm等などあります。
日曜大工やDIYで最も利用するのは、2.5mmではないかと思います。
壁やキッチンなどにマスキングテープと両面テープで2.5mmのベニヤを貼り、その上から、塗装したり、壁紙を貼ったり等など
アイディア次第で使い方は無限大です♪♪
価格は??
ホームセンターで2.5mm 3×6 T2を購入する場合、500円~700円前後で置いてあります。
他の厚みやサイズは、材木店や建材店等の専門店、
もしくはインターネットで購入になると思います。
価格はタイプや厚みサイズで違いますので、一概には言えませんが、
私のお店の現金売り価格をご参考までに書いておきます。
【T-1】
・T1 2.5mm⇒690円
・T1 9mm⇒1,630円
【T-2】
・T2 2.5mm⇒550円
・T2 9mm⇒1,530円
まとめ
ベニヤ(合板)は無垢(ムク)材に比べて、反りや収縮に強く、
日本の環境に適した材料です。
値段がお手頃で、サイズが大きくて、反らない、加工もしやすいので、
大工さんを始め、日曜大工やDIY等、幅広く利用されています。
大規模なリフォームや増築等では勿論ですが、
家具やお部屋の一部DIYなど、アイディア次第で使い方は無限に広がります。
DIYでお馴染みのマスキングテープと両面テープで施工すれば、
例え失敗したとしても、簡単に原状回復できます。
是非、色々なことにチャレンジしてみてください。